『サステナブルアンサステナブルコミックス』 (インスタレーション)
どこかの森の中に鉄で作られたマンガが常置されています。
本作では、森に置かれた造形物をマンガの「原稿」に、それを撮影した画像を「出版物」に見立てます。
「原稿」の在り処は明かさず、「出版物」だけが展示されます。
目の前にあるものと、ここではないどこかにあるもの、その両立を確かめなおすことが本作の目論見です。
自己紹介
ある瞬間、この水滴が落ちるところを見た者はこの世界で自分一人だけに違いないと思う。同時に、そもそも自分が見てきたすべての眺めは僕一人だけが見たものだと気づく。
普段は意識されないくらい自明な物事と今一度向き合うことで、むしろ認識が転倒するような経験をもたらす表現を目指す。