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多摩地域にあるTOKYOの村・檜原村で初のアートプロジェクトがはじまる 村内回遊型現代アート展覧会「ひのはらアートプロジェクトβ 芸術と自然と東京」 はじまります!

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12月18日~29日 檜原村内2会場で開催! ※βは「ベータ」と呼称します

 檜原村初のアートプロジェクトであり現代アートの展覧会「ひのはらアートプロジェクトβ」(主催:一般社団法人ブルーオーシャン、後援:檜原村)が、2021年12月18日(土)~29日(水)までの12日間、村内にある特徴的な建造物2か所を用いて、地域をまわる展覧会として開始します。
 本プロジェクトは、首都の水源であり、多くの木材を産出し、山遊びの地として豊かな風土から、近年クリエイティブな移住者や関係人口が増えつつある檜原村の魅力を、「創造性あふれるアート」と「やまのよさ」が掛け合わされることで、より多くの人々と共有することにより、持続可能な魅力的な山郷づくりの契機となりうる、景色からこころ奪われる味わい深い展示を展開しています。
 はじめてとなる今回、村在住の現代作家、村の材木と先端技術をかけあわせたデザインプロダクトつくりだすコレクティブをはじめ、首都圏と八重山といった、さまざまな「芸術と自然と東京」を掛け合わせるフィールドで数多くの栄誉を獲得する実力派の若手5組による展示となっております。

※ チラシ情報はここからダウンロード 【クリック!】

「ひざと古民家」会場からの山の眺めと八重山から放たれた「山羊」(作品)

プロジェクトテーマ
芸術と自然と東京

 「人新生」ということばに現れるようなのっぴきならない人類のやり尽くすかのような進歩に対して、手触りや独自の創造性が尊ばれる現在。さまざまな人々が、都会の殺伐とした煌めきよりも、山や島や野の包み込む豊かさに可能性を求め、そこから新たなアートやクリエイティブが生れるようになっています。そんな各地で才能が紡ぐ新たな「豊かさ」をTOKYOの村である檜原でつなぎ、より豊かな郷の可能性を耕しあう最初の一歩、それが「ひのはらアートプロジェクトβ」です。檜原、八重山、どこでもない郷、そんなさまざまな郷から獲れた「アート」を、里山の中でふれることを通じて、その可能性を多くの方々と共有することができればと考えています。

古民家と廃工場 ~ 山郷に佇む2か所の会場で展開・「やまのよさ」と響きあう5作家による展示

本プロジェクトでは、山郷に佇む築90年の古民家(「ひざと古民家」会場)と廃工場(「旧ガラス工場」仮設会場)を会場に活用、風土と溶け合った展示を展開します。まるで、「なにかわらし」が居るような、ぱっと見たことのない風景が広がるような、そんなサイトスペシフィックな作品が展開します。

展示作品・出展作家

菅谷杏樹 すがや・あき 「ひざと古民家」会場

作品名: 霧を縫う-Sew the haze
檜原村でも盛んであった「養蚕」は日本の近代化を支えた重要な産業でした。人々は「オコサマ」とよばれる虫を、家の中で大切に大切に育てていました。大量の虫を育て、共に暮らす生活とは一体どのようなものだったのでしょうか。この作品はその失われてしまった生活と、感覚を、作家自身の祖母の記憶を通して探るものです。

自己紹介
2019年より東京都檜原村に拠点を移し、養蜂、養蚕、農業を実践しながら、人間中心主義以前の異種との生活や、共生の精神を探ることによって未来の可能性を模索。主に自然物を使用したインスタレーションを制作。CAF賞2018入選、広島竹原芸術祭2018審査員優秀賞受賞。東京藝術大学先端芸術表現科修士課程在籍。

副島しのぶ そえじま・しのぶ 「ひざと古民家」会場

作品名: 鬼とやなり
昔から、この国ではどこの家にも妖怪家鳴りが住んでいました。しかし、徐々に衰退していく木材建築の家々には、もはや耳の遠い老人たちしか住んでおらず、家鳴りの声も聞こえません。家鳴りは時々、それを寂しく思う。
本作は、現代社会から取り残されていく老人と民間伝承の生き物を、影と光の効果を使って描いた映像作品です。

自己紹介
立体・アニメーションを制作。アジアの民間伝承や民族文化のリサーチを通じて、あらゆる民族や時代にかかわらず人々が共有するイメージを取り入れた、ナラティブな映像表現を試みています。第22回メディア芸術祭審査員推薦作品や、aatm2018 木村絵理子賞をはじめ、カナダやポーランドなど国内外の映画祭で上映。

小城開人 こじょう・かいと 「ひざと古民家」会場

作品名: サステナブルアンサステナブルコミックス
どこかの森の中に鉄で作られたマンガが常置されています。
本作では、森に置かれた造形物をマンガの「原稿」に、それを撮影した画像を「出版物」に見立てます。
「原稿」の在り処は明かさず、「出版物」だけが展示されます。
目の前にあるものと、ここではないどこかにあるもの、その両立を確かめなおすことが本作の目論見です。

自己紹介
ある瞬間、この水滴が落ちるところを見た者はこの世界で自分一人だけに違いないと思う。同時に、そもそも自分が見てきたすべての眺めは僕一人だけが見たものだと気づく。
普段は意識されないくらい自明な物事と今一度向き合うことで、むしろ認識が転倒するような経験をもたらす表現を目指しています。

池城安武 いけしろ・やすたけ 「ひざと古民家」会場 +「旧ガラス工場」仮設会場

作品名: ヒージャーを檜原村に連れてきた
八重山の日常にいるヒージャー(島ヤギ)たちに島の模様をつけて新しい風景をつくっている。TOKYOでは、エコということで草刈りにヤギのレンタルが流行っているらしい。なら、東京と自然の間の芸術という新しい風景のために、ヒージャーたちをレンタルさせてみよう。

自己紹介
沖縄県石垣市生まれ。琉球大学法文学部人間科学科卒業後、ロンドンへ留学。帰国後からシルクスクリーン版画制作をはじめる。2011年に地元石垣島にて株式会社イチグスクモード設立。沖縄県内公募展入選入賞歴多数。2017年沖展版画部門 沖展賞受賞。沖展準会員。

Ao.(アオ) 「旧ガラス工場」仮設会場

作品名: Ao. TBT-1
東京で伐採された良質な無垢材を職人の手作業により丁寧に繋ぎ合わせた大きな机。

作品名: TOKYO KIKORI BROTHERS
東京の山林の木々から街路樹、私有地の巨木の伐採など、東京の森を育てる林業従事者の伐採現場を撮影し、アーカイブするプロジェクト。

自己紹介
Sustainable brand made in Tokyo!
「Ao.」は、檜原村を含むTOKYOから産出した無垢の材木を藍染した家具を制作するメイドイントーキョーのデザインプロダクトコレクティブです。
TOKYOで伐採され選りすぐられた木材を活かし、確かな職人の手作業により加工され、伐採・製材・加工・染色・デザインの全てを、TOKYOという一つの地域で行うことを目的としたサスティナブル・デザインを実現しています。

実施概要

※ チラシ情報はここからダウンロード 【クリック!】

【タイトル】「ひのはらアートプロジェクトβ(ベータ) 芸術と自然と東京」

【会期】 2021年12月18日(土)~ 12月29日(水) ※開催期間内無休

【開場時間】 11:00-17:00

【檜原村内特設会場2か所】
「ひざと古民家」会場 = 東京都檜原村樋里4258番地
「旧ガラス工場」仮設会場 = 東京都檜原村小沢4034番地

「旧ガラス工場」仮設会場

【アクセス】

  • 公共交通機関 = JR五日市線「武蔵五日市」駅より、西東京バス五18藤倉」行きに乗車。バス停「小岩」徒歩3分(「ひざと古民家」会場)、同路線・バス停「小和田坂」徒歩2分(「旧ガラス工場」仮設会場) ※「新宿」駅からJR中央線経由で「武蔵五日市」駅まで75分
  • お車の場合 = 「ひざと古民家」会場:樋里コミュニティセンターの駐車場を利用ください/「旧ガラス工場」仮設会場:会場入口前に駐車スペースを用意しています ※東京からの高速は中央道「八王子」ICが最短です

【入場料】500円(中学生以下無料)

【公式サイト】 http://hinohara.pro/

【一般お問い合わせ】(電話)050-5374-2627 (メール) info@hinohara.pro

【特別協賛】BSフジ『ブレイク前夜~次世代の芸術家たち』株式会社染谷尚人事務所

【後援】 檜原村

【主催】 一般社団法人ブルーオーシャン

文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

【本展ディレクター】 岡田智博

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